探偵になりたい!探偵に向いている人の特徴と探偵業における必須スキル
ドラマや映画などで、探偵が事件解決に一役買って活躍しているのを見ていると、「探偵ってカッコいいな」と思うことってありますよね。
「探偵というお仕事をしてみたい」「どうやったら探偵になれるのかな」と憧れを持っている人も少なくないでしょう。
どのような職業でもそうですが、探偵を目指すにあたっては、自分が探偵に向いているのかどうかということも重要です。
今回の記事では、探偵に向いているのはどのような性格の人なのか、探偵になるために必須のスキルはあるのか、逆に、どのような性格だと探偵に向いていないのかなどを詳しく解説していきます。
少しでも探偵という職業に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
探偵に向いている人の特徴や性格
それでは早速、探偵に向いている人の特徴や性格について見ていきましょう。当てはまる項目が多ければ多いほど、探偵として活躍できる可能性が高くなります。
なお、当てはまる項目が現時点であまりなかったとしても、探偵としての訓練や探偵学校での教育、生活習慣の改善、マインドセットなどによって探偵としての資質を開花できる可能性もあります。探偵に憧れていてどうしても探偵になりたい!という方は、あまり悲観的にならないようにしましょうね。
コミュニケーション能力が高い
探偵という仕事は、調査員同士でのチームプレイや聞き込み調査での知らない人とのコミュニケーションなど、多くの人々に接しながら仕事を進めていく職業です。
相手に怪しまれることなく初めての相手とコミュニケーションを取りながら重要な情報を得ることも多いですし、ターゲットを見逃さないようにチームでコミュニケーションをうまく取りながら尾行や張り込みをしていきます。
もちろん、依頼者の方から信頼されるためにもご相談を受ける段階から高いコミュニケーション能力が必要になってくるのです。
集中力がある
探偵は案件によって、長時間にわたって尾行や張り込みを行うことも多くあります。長時間の仕事になるとどうしても集中力が切れてきてしまいがちですが、尾行や張り込みにおいて集中力が切れるのは致命的です。
ターゲットに尾行や張り込みがバレてしまっては証拠が取れなくなってしまいますし、重要な手掛かりも掴めなくなってしまいます。
集中力が途切れないように自分自身で気持ちをコントロールできるような人も探偵にとても向いていると言えるでしょう。
忍耐力がある
通常のサラリーマンですと、だいたいお仕事が終わる時間が分かっていますよね。しかし、探偵のお仕事は調査中に依頼者からの希望で、調査終了の予定時刻が伸びて調査が延長されることもしばしばです。そのため、調査が何時に終わるかわかりません。
また同じ場所に身を隠して10時間以上張り込みをすることも珍しくありません。長時間の調査でも集中力を切らさずに耐えられる忍耐力が必要なのです。
気分転換が上手
探偵のお仕事では、長時間にわたる張り込み調査や尾行調査をすることがあり、集中力が必要だとお伝えしましたが、普通に仕事に向き合っているとなかなか集中力が持たないこともあります。
気分転換をするのがうまい人であれば、同じ場所での長時間の張り込みも、何時に終わるかわからない尾行調査も無理なく行うことができます。
たとえ長時間の調査であっても集中力が切れるというのは絶対に避けなければならないので、気分転換が上手というのは探偵に向いている大きな特徴なのです。
コツコツ努力ができる
調査に必要な撮影の技術や尾行の距離感、自然に溶け込むような聞き込みのスキルは、探偵になるための訓練で基本的な練習を何度も繰り返して体に覚えこませます。
1度や2度の練習で身に付けさせることができる人はまずいません。
ドラマや映画で探偵の派手なシーンを見ていると、華やかな仕事内容を想像してしまうかもしれませんが、実際は地味なことをコツコツと繰り返し訓練してやっと一人前の仕事ができるようになるのです。
また、探偵が証拠を得るための調査は簡単に終了できるケースはあまりなく、地道な調査を繰り返し行って成果を出していきます。たとえ結果が出ない場合でも、毎日繰り返し調査を続けなければならないため、コツコツと努力できる性格であることが求められます。
ある程度目が良い
目が良いというのも探偵の仕事をするうえでかなりのアドバンテージです。もし、あなたの目がよくて視力が2.0以上あるのであれば、探偵として活躍できる可能性が高くなるでしょう。
目が良ければ張り込みするときや尾行するときにかなり遠く離れた距離でもターゲットを認識することができますので、調査に気づかれるリスクを押さえることができます。
ターゲットよりも目が良かれば、遠距離からあなたの方が先にターゲットを認識できるため、ターゲットにバレないような尾行をすることができます。
逆に目がかなり悪いとすると、ターゲットを尾行したり張り込みをしたりする際に近距離で行わなければならなくなりますし、見失ってしまう可能性も高くなるのです。
太りすぎておらず清潔に見える
探偵は尾行調査をするにも張り込み調査をするにも、「目立たない」ということが重要なポイントです。
太っていればそれだけで目立ちますよね。例えば太っている人が近所で立って張り込んでいたらすぐに目につきますし、印象にも強く残ってしまいます。太っている人が後ろから付いてきていたらすぐに尾行に気が付きます。
また、不潔な装いの人もかなり目立ちます。不潔な服装、髪型、雰囲気、匂いなどは一瞬で人の印象に残ってしまい、ターゲットにもすぐに存在に気付かれてしまうのです。
あまり太っておらず清潔感があるということも探偵の仕事をする上での素質と言えます。
配偶者の理解が得られるOR独身
探偵のお仕事はかなり過酷で、不規則な勤務体系や長期の出張も多いですし、休みも希望通りになかなか取れません。
そのため、普通の奥さんや旦那さんだと精神的に参ってしまいます。現在ご結婚されていて、もしこれから探偵のお仕事を目指したいという方は、パートナーの理解が得られるか確認しておく必要があります。
現在独身の方も、これから結婚を考えているのであれば、家庭よりも仕事を優先できるのかどうか真剣に考えてみることが必要です。
重要な調査の途中で、これから決定的な瞬間の証拠が撮れる!というタイミングで「今日は妻の誕生日なのでお先にあがりまーす」ということは探偵という職業においてはできないということを頭に入れておいてください。
探偵になるための必須のスキルや能力
先ほどの章で、探偵に向いている人の特徴を見てきましたが、この章では、探偵として活躍するための必須のスキルや能力について見ていきます。
これらのスキルや能力も、現時点ですべてそろっている必要はなく、探偵になるための訓練によって身に付けていけばいいのですが、ある程度の素質はあったほうが良いでしょう。
体力
探偵になるために必要なスキルとして第一に挙げられるのが体力です。探偵のお仕事は、朝から晩までターゲットを尾行したり、長時間にわたって同じ場所で張り込みをしたり、自転車でターゲットを追いかけたりすることもあります。
雪の降る寒い季節やうだるような暑さの酷暑日に屋外で待機したり、予想外の動きをするターゲットを長時間尾行しなければならなかったりもしますので、相当な体力が必要です。
また、連日で調査が続くことも多いので、体調を崩さないように普段からしっかりと基礎体力を付けておかなければいけません。
車の運転技術
東京や大阪など都市部での調査は電車を利用することが多いですが、少し都市部から離れた場所で調査をする際はその場所まで車で向かうことになりますので、運転が出来なければ仕事になりません。
さらに、地方都市ではターゲットが調査中に車移動をすることも多く、車に乗って車を尾行するという状態になります。車両尾行は普通に走行していてはターゲットを見失ったりバレてしまったりするため、2台以上の車で入れ代わり立ち代わり追跡しなければならないですし、裏道を使って先回りしなければならず、かなり高い運転技術が要求されます。
現時点でそこまでの運転スキルを持っている必要はありませんが、訓練によって車の運転技術を上げなければならないということは頭に入れておくべきでしょう。
洞察力・観察力
高い洞察力や観察力があればターゲットの少しの変化にも気付くことができます。ターゲットのほんの少しの変化で「ターゲットが尾行されていることに気が付いている可能性があるから距離を取ろう」などと気が付き、正しい判断をすることができますので、調査をスムーズに進めることができ、失敗するリスクも低く抑えられます。
相手の行動や変化を見過ごさないことは、尾行や張り込みの基本なのです。
また高い洞察力があればターゲットが次にどのような行動を取るのか、移動手段はどうするのか、どこへ向かおうとしているのかを予測することができますので尾行がスムーズに行なえます。
このスキルは一朝一夕で身に付けることができるスキルではないので、探偵になるための訓練においてコツコツ努力して身に付けていくしかないでしょう。
度胸
探偵の仕事をするうえで度胸があるということも必要不可欠なスキルです。
尾行している途中で急にターゲットが後ろを振り返ることもありますが、動じることなく通行人を演じなければいけません。
浮気していて奥さんに浮気がバレているのではないかとびくびくしているターゲットの場合、調査員に話しかけることもしばしばです。おそらく、新米探偵のころにこのような経験がある人も多いでしょう。
浮気している夫が「俺のことを尾行していただろ!?」と問い詰めてきても、動じることなく「尾行なんてしてねーよ、言いがかりをつけるな!」などと反論できるくらいでなければいけません。
尾行していることを認めることは探偵失格ですので、あくまでも否定しなければなりませんし、オドオドと動揺するのもNGです。
たとえターゲットにバレそうになっても探偵の調査であることを絶対に認めない度胸が必要ですし、そもそも尾行するという行為自体度胸がないと務まらないとも言えます。
また、調査によっては法律的なグレーゾーンに足を踏み入れなければならないケースもありますので、そういった意味でも度胸はなくてはならないスキルなのです。
最低限の事務スキル
探偵は体力仕事だというのは間違いありませんが、事務作業も多少しなければなりません。
調査が終わると依頼者に調査報告書を提出するのですが、その報告書は基本的に調査にあたった調査員が作成します。そのため、最低限のパソコンスキルは必要と言えます。
ワードやエクセル、写真のアップロードやダウンロード、貼り付けなどの基本的なパソコンスキルはあったほうがいいのです。
逆に探偵に向いていないのは!?向いていない人の特徴
ここまでで、探偵に向いている人の特徴や探偵業をするうえでの必須のスキルについて見てきましたが、逆に探偵に向いていないのはどのような人なのでしょうか。
見た目の印象が強い
探偵に向いていない人の特徴として挙げられるのは、見た目の印象が強く記憶に残りやすい見た目であるということです。
相手にすぐ顔や見た目を覚えられてしまうと、尾行や張り込みをしにくくなりますので探偵としては不向きなのです。
通常より太りすぎていたり、背が高すぎたり、彫が深い顔立ちだったりすると、どうしても人の印象に残りやすくなりますので、探偵には向いていないと言えるでしょう。
臨機応変な対応が苦手
探偵のお仕事はその場の状況や調査内容、調査の進み具合によって臨機応変に対応することが求められます。
そのため、臨機応変に対応するのが苦手な人も向いていないでしょう。マニュアルがなければ仕事が進まない人や、ルーチンワークのほうが好きという人は探偵の仕事内容がとても辛く感じてしまうと思います。
定期的な休みや睡眠は譲れない
定期的にしっかりと休みが欲しい人や連休を取って旅行するのは譲れない人、睡眠は必ず毎日しっかりと取りたい人は探偵の仕事は向いていないでしょう。
もちろん、休みや睡眠を重視しない人はあまりいないと思いますが、「睡眠は7時間以上取らないと絶対無理」「休みは週2は必ず欲しい」「連休で旅行に行くのが唯一の楽しみ」というタイプの人は、探偵のお仕事をしているとストレスが溜まって耐えられなくなるでしょう。
探偵の調査内容や取るべき行動は全てターゲットによって変わってきます。ターゲットが深夜や早朝に動くのであれば探偵もそれに合わせなければいけません。
自分の休みや娯楽よりも、仕事に没頭したいという強い気持ちがなければ探偵という仕事は務まらないのかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
あなたは探偵のお仕事に向いていそうでしたか?探偵に向いている人の特徴に当てはまるものが多かった人は、探偵の適性があると言えますので、ぜひ頑張って目指してみてください。
また、現段階で向いている特徴があまりない人であっても、しっかりと正しい訓練を受けていけば目指すことは十分に可能なので、コツコツと努力していってみてください。当事務所では、自宅にいながら効率よく探偵のスキルを学べる「オンライン探偵学校」を開校しています。
隙間時間にいつでもどこでも探偵に必要な知識や技術が学べますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
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