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探偵事務所の独立開業は儲かる⁉それとも難しい⁉成功のコツ大公開

探偵という職業はドラマや映画ではよくテーマになっているものの、身近に探偵業をやっている人は多くはないと思いますので、あまり馴染みがないかもしれません。

 

しかし、探偵に憧れていて、自分で探偵事務所を開きたい、独立して経営してみたいと密かに思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

実際、警察庁が発表した統計によると、令和2年末の探偵業の届出数は、6,379件となっていて、前年よりも313件も増加となっています。探偵業界は飲食業、美容業界などに比べればまだまだそれほど大きな市場ではないものの、景気にあまり左右されないこともあり、今後市場規模が拡大する傾向にあると言えます。

 

そのため、探偵事務所を開業して一旗立てたい!と思っている人が増えているのも納得です。

 

そこで今回は、探偵事務所を開業するためのステップや、経営していくうえで準備しなければならないもの、そして独立開業したあと探偵業で儲けていくために大切なポイントについてお伝えしていきます。

 

探偵事務所を開業して儲けて成功したいという野心がある方は、ぜひ今回の記事を読んで実践に移してみてくださいね。

 

Contents

探偵事務所を開業するためのステップ

探偵事務所に限ったことではありませんが、「開業」と聞くと何やら難しそうで大変そうに聞こえますよね。しかし、探偵事務所の開業自体はそれほど難しくありません。必要なステップについて確認していきます。

 

開業資金を用意する

探偵事務所を開業するにあたって、開業資金をまずは用意しておくべきでしょう。

 

いくら開業資金を用意しておくべきかについては、それぞれがおかれた状況によって異なります。たとえば、すでに探偵として働いた経験がある方であれば、撮影機材や調査用の車はすでに持っているのでその費用は必要ありませんが、未経験で開業する場合はそれらの機材を揃えなければなりません。

 

また、探偵事務所をどの地域で開業するかによっても事務所の家賃や土地代が変わってきますので、開業資金がいくら必要なのかは一概に言うことが難しいのです。

 

ただ、一般的に最低でも300万円ほど、状況によっては1000万円くらい用意しておいたほうがいいと言えます。

 

事務所を用意する

探偵業は依頼者からの調査依頼を受けて行う仕事なのである意味接客業です。そのため、依頼者の方と面談したり、調査結果をお伝えしたりするための場所である事務所が必要です。

 

探偵の中には近くのカフェやファミレスで面談を行っているところもありますが、やはり依頼者の立場になってみれば、ファミレスで面談する探偵よりも自分のオフィスに招いて面談してくれる探偵の方が信頼しやすいのが本音でしょう。

 

探偵事務所を立ち上げたばかりの頃は金銭的にも余裕がない場合も多いと思いますので、最初は自宅の1室を事務所代わりに使うという方法もありです。

 

公安委員会に届け出を行う

探偵事務所を開業する最も重要なステップとして公安委員会への届け出があります。探偵事務所を開業する際には営業を開始する日の前日までに、その所在地を管轄する都道府県公安委員会に営業の届出をしなければならないことになっています。

 

公安委員会に届け出を行わずに探偵として働き始めると違法になりますので注意してください。

 

届出の際に必要な書類は、

 

・探偵業開始届出書

・手数料(3,600円)

・添付書類

 

です。警察署を通じて公安委員会に届け出を行い、無事に認められれば探偵業届出証明書を発行してもらえます。なお、探偵になるために必要な国家資格や専門の資格はありませんので、誰でも正しく申請をすれば探偵として働くことが可能です。

 

探偵業届出証明書は発行されたらオフィスの見やすい場所やホームページの分かりやすい場所に提示する義務もありますので必ず提示しましょう。

 

関連記事:探偵事務所のオーナーになりたい方必見!必要事項や探偵業界の現状

 

実際に探偵事務所を経営していくうえで必要になるもの

独立開業するうえで大切なのは、開業することそのものよりも、その後しっかりと運営して利益を出していくことでしょう。

 

この章では、探偵事務所を開業したあと実際に経営していくうえで必要なものをご紹介していきます。

 

探偵の調査に関する知識やスキル

探偵は資格がなくてもなることができますが、探偵業界や探偵の仕事内容について全くの未知だと探偵事務所を運営していくのは難しいでしょう。

 

探偵としての仕事内容は調査をして証拠を掴むことです。そして、業務内容のメインとなるのが尾行調査や張り込み調査です。これらは、一見誰でも簡単にできるように見えるかもしれませんが、実際には素人がやってみてもうまくいきません。すぐにターゲットにバレてしまい調査が失敗に終わるでしょう。

 

そのため、最低限は探偵の調査に関しての知識や経験を身に付けておくことが必要です。

 

調査機材やパソコン

探偵として調査を行うためには、当然ですが調査機材が必要になります。具体的には、カメラや録音機器などです。

 

なお、探偵が調査に使うようなカメラはかなり性能が高いものになります。調査を行う現場は暗闇であることがかなり多く、ターゲットの顔がはっきりと映っていなければ証拠として使えないため、暗闇であってもはっきりとターゲットの顔が写せるようなものでなければなりません。

 

また、証拠を取っていることがターゲットにバレてはいけないので、あまり近づいて撮影することも難しく、ある程度距離が離れたところからでも鮮明な画像が取れるものである必要もあります。

 

このような高性能の調査機器をそろえることが最低限必要になります。

 

パソコンについては、調査報告書を作成する際に必要になりますので、こちらも必ず用意しておきましょう。プログラミングやウェブデザインを行うわけではないので、それほどスペックが高いパソコンを用意する必要はありませんが、エクセルやワード、パワーポイントは使えるようにしておくと良いですね。

 

車やバイク

探偵が行う尾行調査や張り込み調査において、車などの移動手段は必要不可欠です。尾行は徒歩や電車だけではなく、時には車でターゲットを尾行しなくてはいけません。さらに、張り込み調査も長時間にわたることも少なくありませんので、車で待機する場面もたくさん出てくるでしょう。

 

最低でも1台は車を用意しておきましょう。

 

なお、尾行の際に小回りの利くバイクがあるとさらに便利ですし、尾行調査の成功率もあげることができますので、バイクもあるとなお良いです。

 

集客に関する知識

探偵業は、依頼者からの調査依頼があってはじめて成り立つ商売です。そのため、いかに効率的に依頼者を集客できるのかが経営の成功に関わってきます。

 

最近では、探偵に調査を依頼しようとしている方のほとんどがインターネットで検索して探しているため、ホームページの制作は必須と言えるでしょう。さらに、SNSやYouTubeなどで広告を出したり、宣伝したりすることで幅広い層にアプローチできるようにもなります。

 

このように、探偵に調査を依頼する人の年齢層や性別、心理状態をよく理解したうえで戦略敵に集客をしていくことが重要です。

 

法律に関する知識

探偵になるための専門の資格があるわけではありませんが、探偵事務所を経営して成功させるためには、法律の知識はなくてはならないものです。

 

探偵が行う調査は、時に法律のギリギリラインで行うことがありますので、法律の知識がなければ違法行為を行ってしまい、調査そのものが失敗に終わってしまうこともあります。

 

また、依頼者の方が求めていることは「不倫の証拠を掴んで慰謝料請求したい」「社員の不正事実を掴んで懲戒処分をしたい」など証拠を掴んだ先にある結果を求めていますので、そのためにどのような証拠が必要なのか、どういう証拠があれば裁判で勝てるのか、などの法律の知識があったほうがより依頼者の満足感を得られる調査をすることが可能になります。

 

開業直後から身に付けるのは難しいかと思いますが、経営をしていく中で法律に関する知識もしっかりと身に付けていくようにしましょう。

 

コミュニケーション能力

今の時代、インターネットで探偵事務所を調べればすぐにたくさんの探偵事務所の情報が出てきます。そのため、依頼者の方は複数の探偵事務所の中から自分に合った事務所を探しています。

 

つまり、無料相談で事務所に来てくれたからと言って必ず依頼してくれるというわけでなく、見えないライバル事務所と闘わなければならないのです。

 

依頼者の方が重視しているポイントは人それぞれですが、案外「信頼できそうな探偵だったから」「悩みを親身に聞いてくれたから」という理由で選ぶことも多く、アナログ的なところが重要だったりします。

 

そのため、依頼者の気持ちに寄り添えるようなコミュニケーション能力をしっかりとつけておくことがライバル事務所に勝ち、経営を成功させるうえでとても重要となるのです。

 

優秀な調査員

探偵事務所を開業してすぐの頃であれば、調査件数もそれほど多くないと思いますので、自分一人でなんとか運営するのも可能かもしれませんが、ある程度軌道に乗ってきて案件も増えてこれば、調査員を増やすことが必要になります。

 

しかし、探偵事務所の場合ただ頭数を揃えれば良いというものではなく、しっかりと調査を行い証拠を確保してくれるような信頼できる優秀な人材でなければ事務所の評判に関わってしまいます。

 

経営を成功させるためには、優秀な調査員を集めること、採用において優秀な人材を見極めることが求められてくるでしょう。

 

探偵事務所の独立開業で儲けるためのポイント

探偵事務所をせっかく開業したのであれば、利益をしっかりと出して儲けていきたいと思いますよね。

 

ここでは、探偵事務所を独立開業させたあと儲けるためのポイントについて簡単に見ていきたいと思います。

 

探偵事務所のコンセプトを決める

まずは、開業した探偵事務所のコンセプトを決めていくことが重要です。

 

「どのようなサービスを展開していきたいのか」

「どういう人にサービスを提供したいのか」

「どういう事務所だとイメージ付けたいのか」

など、最終的にどういう探偵事務所として認識されたいのかを考えていきましょう。

 

コンセプトがしっかりと決まれば、請け負う調査項目も決まってきますし、ホームページの構成もすぐに決まります。また、調査員を新しく雇う際の指標にもなるでしょう。

 

市場規模と商圏エリアを把握する

探偵として儲けていくためには、儲かる分野で活躍していくのが手っ取り早いです。

 

たとえば、不景気だからと言って男女関係のトラブルはなくなることはありませんし、不景気だからこそ社内での不正行為が増えていきます。

 

そのため、浮気調査に特化した探偵事務所にしていくのもありですし、企業内調査に力を入れていく方針にしても良いでしょう。

 

さらに、それらのビジネスがどの地域で多く狙えるのかを考えていくのも重要です。事務所を構えた地域の特性を考えてメインで狙う調査内容を決めても良いですし、市場規模を考えて浮気調査メインで行くと決めたのであれば浮気が起こりやすい地域に事務所を構えるというやり方でもいいでしょう。

 

ターゲットを絞り込む

ターゲットを絞り込むことで、経営の戦略がより立てやすくなります。

 

例えば、浮気調査をメインでとっていきたいとなれば、夫に不倫されている妻や妻に浮気されている夫がターゲットになります。さらに、「浮気されている女性をターゲットにする」と決まれば、ホームページはより女性にウケる色合いや雰囲気にするべきですし、無料相談の際に対応するスタッフも物腰柔らかな威圧的でない人を当てるのがいいということになります。

 

このように、ターゲットを絞り込むことで、相談に来てくれた方をより高確率で依頼に結び付けることができるようになりますので、経営もしやすくなるのです。

 

探偵事務所を独立開業して成功するコツを学ぶ方法は?

探偵事務所を開業すること自体はそれほどハードルは高くなくても、経営し続け、利益を出し成功することは決して簡単ではありません。

 

探偵業界には独特の常識もありますし、スキルや知識も普通に生活していたらなかなか触れることのないものでしょう。

 

独立開業したあと成功するためにはコツを学んでいく必要があります。

 

実際に探偵として働いてみる

独立開業後に成功するためには、ある程度探偵として実務経験を積んでおいたほうが良いでしょう。他のサービス業にも言えることですが、決して安くはない費用を支払って依頼するのであれば探偵の経験がある人とない人であれば経験のある人に依頼したいと思うのは当然です。

 

そのため、大手探偵事務所などで実際に探偵として働き、経験を積むという方法もアリでしょう。ただ、この方法だと独立開業するまでにかなりの年数が必要になってしまいますので、開業をそれほど急いでいない方以外はあまりお勧めはできません。

 

探偵学校に通う

探偵事務所を経営するための成功のコツを学ぶ方法として、探偵学校に通うという方法もあります。探偵学校の中には独立開業コースというのが設けられているところもあり、探偵事務所を独立開業して運営するために必要なスキルや成功のコツが学べるでしょう。

 

大手の探偵事務所が学校を運営していることも多いのですが、ネックとしては現在仕事をしている方や家事育児で忙しい方だとなかなか通う時間が確保できないという点です。その場合は次のオンライン講座の受講を検討してみると良いでしょう。

 

探偵経営についてオンラインで学ぶ

当事務所も開校していますが、探偵事務所の経営についての方法や探偵業務についての知識をオンラインで学べる講座もあります。この方法でコツを学ぶことは、探偵学校に通う時間がなかなか確保できないという方におすすめの方法です。

 

オンラインでの講座なので、わざわざ決められた時間に決められた場所に出向く必要もありませんので、自分の好きなタイミングで勉強することができます。また、理解できなかったところを繰り返し学ぶこともできますので、理解を深めるスピードもあげることができるでしょう。

 

一つ懸念点としては、学ぶスピードも頻度も自分自身にかかっていますので、やる気を維持できるかどうかがポイントになります。ただ、そもそも探偵事務所を独立開業して成功させようとされている方であれば問題なく継続して学ぶことはできるはずです。

 

まとめ|探偵業は甘くない⁉独立開業してもすぐに廃業⁉

冒頭で、探偵事務所を開業する人は年々増えてきているということをお伝えしました。探偵業は欠格事由に該当しなければ、誰でも開業することができます。

 

しっかりと経営のコツさえつかめれば年収1000万円以上は誰でも目指せるラインですし、ツワモノになってこれば年収1億を稼げるようになる人も存在します。

 

しかし、実際には独立開業してもすぐに廃業に追い込まれてしまう事務所が少なくないということも事実です。

 

それは、探偵業界についての知識をまったく身に付けずに開業した人や、大手のフランチャイズ経営の口車に乗せられた人、集客についての知識をつけずに経営している人などでしょう。

 

開業したばかりでは、なかなか依頼者を確保することも難しいですし、依頼者の方から信頼を得るのも難しいでしょう。

 

ただ、しっかりと経営について学び、探偵としてのスキルや技術についても学んでいれば誰でも成功できるチャンスの多い業界でもあります。探偵事務所の独立開業に憧れている方は、ぜひ正しい方法で探偵業について学び、今回の記事を少しでも参考にしていただきながら大きく羽ばたいていっていただければと思います。

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