探偵事務所のオーナーになりたい方必見!必要事項や探偵業界の現状
あなたは今現在の仕事に満足していますか?
「自分の好きな分野で会社を経営してみたい」
「新しい分野への参入を考えている」
など、今の仕事からのステップアップを考えている方も多いでしょう。
そして、この記事にたどり着いていただいたということは、皆さんは探偵という職業にも興味があるのではないでしょうか。
「探偵ってそんなに大きな業界ではないと思うけど、経営してうまくいくのかな?」
「探偵事務所のオーナーって儲かるのかな?」
といろいろな疑問や不安があると思います。
今回は、探偵事務所のオーナーになってみたいという方のために、探偵事務所の経営についての現状や傾向、探偵業界の魅力、そして探偵事務所を開業するために必要なことや成功するポイントをお伝えしていきます。
Contents
探偵事務所を経営したい!不景気だけどうまくいく?
新しく経営を始めてみたい、新しい業界でも挑戦してみたい、という方は多いと思いますが「不景気だけど大丈夫かな」という不安を抱えている方もいらっしゃるでしょう。
不景気で人々の財布の紐はどんどん固くなり、飲食店やコンビニエンスストアがどんどん潰れていっている現状を見ていると、この不景気で新しい業界で経営を始めるというのは勇気がいるかもしれません。
しかし、探偵業界は景気にほとんど左右されない業界なのです。
探偵業は不景気に強い
探偵業界は景気にほとんど左右されないとお伝えしましたが、まさに不景気に強い業界と言うことができるでしょう。
探偵という職業の主な仕事内容は、男女間のトラブルや企業内の不正やトラブル、ご近所間でのトラブルや嫌がらせに関しての調査を行い証拠を集めることです。
これらの需要は不景気になったからと言って減る類のものではなく、むしろ近年需要は右肩上がりとなっています。
特に、近年は手に職をつける女性が増えているため結婚という形にこだわらず離婚率が上昇していますし、不景気やコロナの影響もあってストレスからか嫌がらせやストーカー、盗聴などの被害も急増し、調査依頼も増えています。
不景気であらゆる需要が冷え切っている中で探偵業界の需要は減るどころか飛躍的に伸びているのです。
探偵業界は拡大傾向にある
探偵業界は飲食業や美容業界に比べると規模の小さい業界ではありますが、需要が増えてきているため、年々規模が拡大傾向にあります。
不景気になっても浮気する人は浮気しますし、不景気だからこそ社内での横領や不正が増えていき、ストレスから近しい関係の人に対して嫌がらせをするケースも増えているのです。そのため、依頼の種類としても浮気調査や企業調査、嫌がらせ調査など幅広く拡大傾向にあると言えます。
また、将来的には、日本で働く外国人も増えていきますので、国際的な事案や外国人とのトラブルに関する調査依頼も増加してくることが予想されます。
探偵事務所の経営はローリスク・ハイリターン!?
探偵として働いている方が身近にいないと、そもそも探偵として働いていけるか不安に感じると思いますし、まして探偵事務所を経営していくことはかなり難しく感じるかもしれません。
しかし、実際には探偵事務所の経営は他の業界における経営よりもローリスクでハイリターンなのです。
✓小規模でも十分開業できる
→将来的に事務所の規模を大きくする目標を立てることは大切ですが、経営を開始した段階では小規模でも十分可能です。尾行調査も最低2名~3名の探偵で可能ですし、お客様との面談ができるくらいの部屋があればいいので最初は自宅で開業することも可能です。
✓在庫を抱えない
→探偵業は調査員、つまり「人」が資本となっていますので、飲食店やコンビニエンスストアなどのように在庫を抱える必要がありません。
✓必要な設備投資が他の業界と比べて少ない
→探偵として働くために最も大切になる設備はビデオカメラなどの撮影機材です。これらの機材は暗闇での撮影も頻繁に起こるため、一般の方が使うようなものよりもかなり高性能である必要がありますが、逆に言えばそれ以外で高額となるような設備投資はほとんどないでしょう。調査報告書を書くためのパソコンや調査に使う車は必要ですが、もともと持っているものを兼用で使っても問題ありません。
✓月々の固定費が他の業界と比べて少ない
→在庫を抱えなくても済むということからきますが、探偵事務所の経営は固定費があまりかからないというのもローリスクと言える所以です。探偵事務所の経営においての毎月の固定費は人件費と車のガソリン代くらいのものでしょう。依頼を取るための広告費も必要になってきますが、ブログを運営したりSNSなどで宣伝したりすることでかなり広告費は抑えることができるはずです。
探偵として働くことの魅力ややりがいは?
探偵事務所のオーナーになってみたいという方は、探偵に憧れを持っている方が多いと思いますが、実際にはどのような魅力があるのでしょう。やりがいはどんなところにあるのでしょう。
探偵のお仕事の魅力として、調査業務を通してさまざまな経験をすることができるということが挙げられます。毎日同じルーティンワークでできるようなものではないので、日々予想外の出来事が起きたり、不具合が出てきたりしますが、それを自分の精神力や知力、仲間とのチームワークで乗り越えた時の感動は計り知れないでしょう。
また、探偵の仕事は、世の中の裏側の世界や隠された部分を解き明かす仕事が多くなっていますので、社会の本来のあり方を学んだり、組織を動かしている仕組みを知ったりなど、世の中で起きているあらゆる問題の深層を知ることができるのも大きな魅力と言えます。さらに、人と人とのトラブルの解決に向けての調査をしていく中で、人間の奥底にある問題や人間の本質を垣間見ることができる機会もあるでしょう。
また、探偵のお仕事のやりがいに関しては人それぞれではありますが、依頼者の方に直接深くお礼を言われたときに「人の役に立つことができた」とやりがいを実感する探偵の方が多いようです。
探偵に調査を依頼する方の多くは、切羽詰まっていて誰にも相談できずに悩みを抱え込んできている方なので、探偵が調査をして証拠を掴むことで本当の意味で問題を解決することができ、精神的にも経済的にも救われる人が多いのです。
表面的なところではなく、深い意味で本当に人のため、組織のため、社会のために役に立てていると実感できるのは大きなやりがいにつながるでしょう。
探偵事務所のオーナーになった場合の年収は?
探偵という職業自体に大きなやりがいや魅力があることはお伝えしましたが、探偵事務所のオーナーになるとなれば、お金の部分もかなり気になるところではありますよね。
探偵事務所のオーナーの年収に関しては、開業してからどのくらいの期間が経つのか、事務所の規模はどのくらいなのか、広告費はどのくらいかけているのか、などによって大きく変わりますので、平均とは言いにくいのですが、集客が安定していて経営が軌道にのっている事務所であれば、オーナーの年収は1000万円~2000万円というのが大きな層のようです。
ただ、探偵事務所を開業するのではなく既存の探偵事務所に勤務した場合は、年収が300万~400万ほどと言われていますので、「探偵の仕事に憧れていて、年収も多くもらいたい」という方は、自分で探偵事務所を立ち上げてオーナーになるのが夢があって良いでしょう。
探偵事務所を開業するためにやらなければならないこと
探偵事務所のオーナーとして成功するためには、経験と実績を積んでいくことが必要ですが、その第一歩として「開業」というステップがあります。
探偵事務所を開業することは、皆さんが思っている以上にハードルは低いと言えます。開業そのものはさほど難しくないのです。では、探偵事務所を開業するためにやらなければならないことはどのようなことなのでしょうか。
必要書類の提出
探偵事務所を開業し、探偵としての業務を行うためには必要書類を提出することが求められます。
以下に挙げる必要な書類を用意し、開業する前日までに警察署を経由して公安委員会に届け出を行えばOKです。
・探偵業開始届出書
・手数料 3,600円
・添付書類
※添付書類は個人と法人で異なります。
☆個人として開業する場合の添付書類
・履歴書
・住民票の写し(本籍地記載の住民票でマイナンバーが記載されていないもの)
・誓約書(法第3条第1号から第6号に該当しないことを誓約するもの)
・身分証明書
・申請者が未成年である場合は、法定代理人の氏名と住所を記載した書類と営業許可証明書
☆法人として開業する場合の添付書類
・定款の謄本
・登記事項証明書
・役員全員の以下の書類
‐履歴書
‐住民票の写し(本籍地記載の住民票でマイナンバーが記載されていないもの)
‐身分証明書
・誓約書
必要な資金を用意する
開業すること自体に必要なお金は先ほどご紹介した手数料の3600円だけですが、探偵事務所の経営を行っていくためには前もって必要資金を用意しておかなければなりません。
開業に必要な資金については、開業する場所(新しく事務所を借りるのか、どこで借りるのか)にもよりますし、開業時何人の調査員を雇うのかにもよりますが、開業資金だけであれば200万円~300万円程度あれば問題なく開業できるでしょう。
なお、未経験の方がいきなり探偵業界で起業するとなると手間取ることも多くなってきますし、軌道に乗るまで時間がかかってしまうこともありますので、軌道に乗るまでの生活費として半年分ほどの生活費を確保しておくと安心ですね。
必要機材などを準備する
探偵事務所を開業し、実際に探偵としての仕事を始めるにあたって必要な機材をそろえなければなりません。
具体的には、
✓撮影機材
✓パソコン
✓プリンター
✓自動車
✓バイク
✓盗聴器発見器
などです。
探偵の仕事は、依頼者から求められた証拠を取るための調査を行うことですので、証拠を取るための撮影機材は必ず必要です。
また、調査報告書を作成したりそれを印刷したりするためのパソコンやプリンターも必要でしょう。
自動車は尾行や張り込み調査を行う際に必要になります。バイクはあればより高度な尾行ができるため、あればなおよいです。
盗聴器発見器は、盗聴器発見調査の依頼を受けた際に必要になりますし、実際盗聴器発見調査の依頼は増えていますので、開業の時に用意しておければ良いですね。
免許や資格は必要?
探偵として働くために資格や免許は必要なのか気になると思いますが、探偵として働くために特別な資格はなく、国家資格や公的な資格が求められることはありません。
1つ目にお伝えした公安委員会に探偵業届出証明書を交付してもらえば開業することができます。
探偵になるために必要な免許や資格はないものの、実際に探偵として活躍していくためには、最低限自動車の運転免許は必要ですし、バイクの免許もあったほうがいいでしょう。
また、法律についての知識があれば調査のスムーズにいきますし、依頼者の求める証拠を的確に揃えることが可能になりますので、法律の知識はつけておくことをお勧めします。
探偵事務所のオーナーとして成功するためのポイント
探偵事務所を開業するために必要なことは先ほどの章でお伝えしましたが、探偵事務所を開業した後、オーナーとして成功するためにはどのようなことを意識すればいいのでしょうか。
効率的な集客を行う
探偵業界に限らず、独立開業するにあたって成功するかどうかのカギを握るのが集客です。
集客力の差は、直接収入の差につながります。上手に効率よく集客ができれば売り上げも上がりますので年収も格段にアップしていきますが、集客でつまずいてしまうと売り上げが上がらず経営もうまくいきません。
儲かって成功している探偵は、総じて上手に集客している探偵なのです。
集客方法としては、お客様を直接紹介してもらうネットワークを築くことや、ホームページを作成してSEO対策をおこなうこと、インターネット広告を出すなどが考えられます。
地域密着型の探偵事務所とするのであれば、チラシやポスティングも有効な場合もあります。
最近では、探偵としての知識を紹介する形のYouTubeを発信して集客したり、おもしろいブログを書いてそこから集客したりする探偵も出てきています。
いずれの集客方法もメリット・デメリットがありますが、自分の事務所の規模やどのくらいの広告費をかけられるのか、どういう戦略でいくのかによって選ぶべき集客方法は変わってきます。
ある程度の探偵スキルや知識をつけてから独立する
探偵事務所の開業はまったくの未経験からでも可能ではありますが、オーナーとして成功し、年収もアップさせたいのであれば、独立する前にある程度探偵としてのスキルや知識、経験を身に付けてから独立するのがお勧めです。
スキルや知識をどこでつけるのかについてですが、探偵学校で学ぶ方法がお勧めです。既存の探偵事務所に所属して身に付ける方法もありますが、独立するまでに数年以上かかってしまいますので、効率的ではありません。また、探偵学校も大手の探偵事務所が開校しているものだと、直接出向いて学ぶスタイルが多いのですが、現在もお仕事をされている方だとなかなか通うための時間が取れないでしょう。
当事務所で開校している探偵学校は、オンライン上で学べるオンラインスタイルの探偵学校なので、自分の好きなタイミングで好きなだけ学ぶことができます。よくわからなかった説明があれば、繰り返し何度も自分のペースで復習することも可能です。
さらに、【年商1億を目指せる|探偵経営コース】の講座では探偵業の実務だけでなく経営者の視点からも知識を学べますし、探偵事務所の集客方法として効率的なものも学ぶことができますので、開業するまでも開業してからも心強い味方になってくれるでしょう。
まとめ
探偵という職業は体力的にも精神的にもキツイ場面もありますが、他の仕事では体験することの出来ない状況に出会えることも多いですし、依頼者の方から直接感謝されることが多いので大きなやりがいを感じることの多い仕事です。
また、探偵業界が拡大傾向にありますし、景気にも左右されにくいため、オーナーとして開業するには夢のある分野と言えるでしょう。経営を軌道に乗せることができれば、高い年収も期待できます。
探偵事務所の経営に興味がある方は、ぜひ今回の記事を参考に開業にもチャレンジしてみてくださいね。当事務所はオンライン講座で皆様の独立開業を応援いたします。