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探偵の仕事ってきつい?楽しい?ドラマや漫画と違う探偵の仕事の現実

「今の仕事は楽しくないから探偵への転職を考えている」

「子供のころから探偵に憧れているけれど探偵の仕事の現実を知りたい」

 

このように、探偵の仕事に興味はあるけれど、実際はかなりきついのではないか?自分に耐えられるのだろうか?など疑問は不安をたくさん抱えている方も多いと思います。

 

探偵の方と普段から接することができる人はそうそういないため、わかりにくいですし聞くこともできないですよね。

 

結論から申し上げますと、探偵のお仕事はけっこうきついです(笑)

 

体力的にも精神的にもパワーが必要になるため、生半可な思いで探偵を目指すと後悔してしまうかもしれません。しかし、その分やりがいや成功した時の喜び、達成感は他の仕事では味わえないものがあるのも事実です。

 

今回は、探偵の仕事のどのようなところがきついのか、実際のお仕事をイメージしやすいような形でご紹介していきたいと思います。また、仕事自体はきついものの、探偵をやっていてよかったと思える瞬間にはどのようなものがあるのかもお伝えしていきます。

 

探偵に憧れている方や、探偵の仕事への転職を考えている方は、ぜひ今回の内容を踏まえて慎重に検討してみてくださいね。

 

Contents

探偵の仕事はきつい?ドラマや漫画ではわからない探偵の辛さとは

ドラマや漫画、映画で探偵が活躍しているのを見て「探偵ってかっこいい!」と憧れを持つ方も多いと思いますが、ドラマや漫画では全く現実と同じようには探偵の仕事について描かれていません。

 

現実の仕事ではきついこともたくさんあります。ここでは、ドラマや漫画では伝えきれない探偵の仕事の厳しさについて見ていきましょう。

 

長時間の張り込みがきつい

探偵の仕事では、「証拠を取る」ということが最終的な目的となることがほとんどです。

 

証拠とは、浮気している証拠、嫌がらせ行為をしている証拠、不正行為をしている証拠など様々ですが、いずれの場合も張り込みをして証拠を押さえるケースが多いです。

 

そしてその張り込みはたいていの場合長時間にわたります。決定的な瞬間を抑えるために張り込みをしているため、少しの時間もその場を離れることはできませんし、居眠りをしてしまうのもアウトです。

 

張り込み中は必ず誰かはその場にいなければいけませんのでトイレも問題になります。優良な探偵事務所であれば、2~3名の調査員で調査にあたりますので、交代でトイレに行くことはできますが、現場に動きがあればすぐに全員で対応していかなければならないので長時間その場を離れることは避けたいところです。そのため、近くにトイレがない場合はかなり大変です。

 

トイレ対策として飲み物を極力減らしたり、利尿作用がある飲み物や食べ物を避けたりなどの工夫をする探偵もいます。

 

また、長時間張り込みをしていたからといって決定的な証拠を押さえられるとは限りません。長時間、辛い思いをして張り込みをしたのに結果が得られなかったときは精神的にも辛くなります。

 

バレないように気を遣う尾行は精神的にもきつい

ドラマや漫画で、探偵がターゲットを尾行しているシーンを見たことがある方も多いでしょう。視聴者として見ている感じだと楽しそうだし難しくなさそうですよね。

 

しかし、実際にはかなり大変な仕事です。

 

ターゲットの決定的な瞬間を抑えるためには相手に気づかれないように行動しなければなりません。もし一度でも尾行がバレてしまえばその後ターゲットの警戒心が強くなってしまい、ますます証拠が押さえられなくなってしまいますのでプレッシャーも大きいです。

 

また、相手に気づかれないように尾行していると、周囲の人には「変な人」「怪しい人」に見えてしまうことが多く、その結果、不審者として通報される可能性も出てきます。

 

通報されれば警察が来てしまい騒ぎになりますし、ターゲットにバレたり、事情を説明している間に見失ってしまったりすることもあります。

 

このように、ターゲットにも気づかれず、周りにも怪しまれずに尾行するのは相当高度なテクニックが必要となるため、最初は「きつい」と感じる調査員も多いのです。

 

人の嫌な部分を常に見なければいけない

探偵の仕事は、人間の裏側の顔を調べ上げて、その証拠を取ることと言い換えることもできます。

 

例えば、浮気調査であれば表向きは奥さん想いの優しい素敵な旦那様に見えるのに、裏では不倫を繰り返しているという真実を暴いて証拠を取らなければなりませんし、不正調査ではあれば、一見優秀で献身的な社員が裏で横領行為をしているという証拠を取らなければなりません。

 

普通に生きていれば見なくても済んだかもしれない人間の嫌な部分を毎回の調査で目にしなければならないので、精神的にタフでなければしんどくなっていってしまうでしょう。

 

雇われでは給料が少ない

探偵として働く場合、どこかの探偵事務所に所属する働き方と自分で探偵事務所を経営する方法と大きく分けて2つありますが、探偵事務所に所属して働く場合、お給料がそこまで高くないという点もあります。

 

新人であれば年収200~250万円ほどですし、40代でも500~600万円ほどです。体力的にも精神的にもきついことを踏まえるとちょっと少ないような気がしますよね。

 

独立開業して軌道に乗れば年収1000万円近くは稼げるようになり、給料は大幅にアップさせることができるので、仕事自体の厳しさを考えると、独立して事務所を経営したほうが納得感があるかもしれません。

 

参考記事:探偵事務所の経営って儲かるの?探偵の年収や経営で儲かるポイント

 

思うように休みが取れない

普通のサラリーマンであれば、土日祝日はしっかりお休みがもらえる場合がほとんどで、勤務時間も朝9時~夕方の17時、残業したとしても終電までには帰ることができるでしょう。

 

しかし、探偵の場合は張り込みや尾行がメインの仕事となるため、労働時間も勤務日数も不規則です。

 

張り込みや尾行は長時間に及びますし、いつ決定的な瞬間を押さえられるか事前にわからないため、労働時間が早朝から深夜までかかることもしばしばです。

 

案件によっては不倫旅行先までターゲットを追いかける場合もありますので数日間拘束されることもあります。

 

思うように休みが取れず、友人と遊びに行く時間や一人でぼーっとする時間も取れませんし、恋人や家族との時間もなかなか取れないといった点が悩みの種になるかもしれません。。

 

家庭と仕事の両立が難しい

思うように休みが取れないという点に起因していますが、家庭と仕事の両立が他の仕事以上に難しいところも探偵の仕事の厳しいところです。

 

奥さんも働いているような場合はお互いの休みを合わせて遊びに行くことが難しくなることも多く、子育てに参加するチャンスも普通のサラリーマンよりは少なくなるかもしれません。

 

もちろん、探偵の中にも結婚して家庭を持ち、しっかりと両立している人も多くいますが、パートナーの理解と協力は必要不可欠のようです。

 

結婚を考えている方や、すでに結婚していて探偵への転職を考えている方は、パートナーの理解を得られるかどうか事前にきちんと確認しておきましょう。

 

失敗できないプレッシャーがきつい

探偵への依頼費用は決して安いものではありませんので、依頼を受けた以上、必ず結果を出さなければいけないというプレッシャーがきついです。

 

「ターゲットを見失って証拠が取れませんでした」「調査がターゲットにバレてしまいました」などといった失敗は許されませんので、探偵は常に緊張感をもって調査しており、大きなプレッシャーと闘わなければいけません。

 

調査自体がうまくいっていても、決定的な瞬間が来た時に手がかじかんでシャッターを押せなかったり、充電が切れていたりすれば、それまでの苦労が水の泡ですし、調査が失敗して依頼者に迷惑がかかります。

 

プレッシャーに打ち勝つことができるメンタルが必要と言えるでしょう。

 

ドラマや漫画と違って地味な仕事内容

ドラマや漫画では探偵の仕事はとても華やかで派手なことをしているように見えますが、実際の探偵の仕事は案外地味な作業が多いです。

 

漫画の探偵は殺人事件も捜査して犯人を追い詰めていてスリリングに描かれていますが、実際の探偵は殺人事件の捜査はしません。

 

イメージだけで探偵の仕事をしてしまうと、理想と現実のギャップを感じてしまい、辛さだけがクローズアップしてしまうでしょう。

 

恨みを買うこともある

探偵の仕事をしていると、時に恨みを買うこともあります。なぜなら、探偵の仕事は人の知られたくないところの証拠を取ることだからです。

 

不倫している人は当然家族や会社にバレたくないと思っていますが、探偵が調査することで不倫の決定的な証拠を取られてしまいます。着服行為をしている社員は会社に隠し通したいと思っていますが、探偵の調査によって不正行為が明るみに出てしまいます。

 

このように、人が隠したいと思っていることを暴いてしまうゆえに、人から恨まれ、ときに危険な目に遭う可能性も否定できません。

 

とにかく体力勝負

ここまででも触れていますが、探偵の仕事はとにかく体力が必要です。

 

依頼者が求める決定的な証拠を掴むまで、ターゲットを尾行し、張り込みを続けなければいけませんので、朝から晩まで尾行したり、深夜から明け方まで外で張り込みをしたりすることが必要になることもありますし、ターゲットが不倫旅行に行くとわかったら探偵も飛んでいかなければなりません。

 

そのため、年々体力的に仕事がきついと感じる人も多く、何歳まで勤められるのか不安を感じることも出てくるかもしれません。

 

きついし辛いけど!探偵の仕事をやっていてよかったと思える瞬間は?

ここまで、探偵の仕事の辛さや厳しさについて見てきましたが、もちろん辛いだけではありません。やりがいや楽しさもたくさんあります。

 

どのようなときに、「探偵やっててよかった!!」と思えるのでしょうか。

 

依頼者の方から感謝されるとき

探偵の仕事をやっていてよかったと思えるのは、やはり依頼者の方から感謝されたときです。

 

探偵に調査を依頼される方は「旦那が浮気しているかどうか不安」「浮気している妻と離婚したい」「社員が不正行為をしているか確かめたい」など、とても大きな悩みを抱えている方がほとんどです。

 

調査で得られる証拠は決して良いものばかりではなく、依頼者の方に厳しい現実を伝えなければならないことも多いですが、証拠を押さえられたことで前を向くことができる方がほとんどです。

 

「相談してよかった」「気持ちがスッキリした」「第二の人生を歩みだせそう」と感謝されるのはとても嬉しく感じます。

 

自分たちが苦労して手に入れた証拠のおかげで依頼者の方の問題解決につなげられたと実感できるのは、他の仕事ではなかなか味わうことができないでしょう。

 

チームワークを感じられたとき

ドラマや漫画ではあまり描かれていませんが、探偵の調査はチームワークがとても重要になります。探偵の仕事は一人でできるものではありません。

 

チームを組んで、仲間と協力し合って調査を進め、共通の目的に向かって取り組むので、チームワークを実感できる機会がとても多いです。

 

お互いがお互いの得意分野で自分の力を発揮し、信頼し合って調査を進め、成功に至ったときのやりがいや達成感は大きいです。

 

探偵としてのスキルが上がったとき

探偵は特別な資格が必要な職業ではないので、誰でも挑戦することができる仕事ですが、奥がとても深い仕事でもあります。そのため、何年働いていても自分の成長を実感することができます。

 

尾行や張り込み、証拠写真の撮影スキルなど完全なる成功がないので、自分で研究を重ねながら試行錯誤してスキルを積み上げていきます。

 

懸命に働いているうちに、いつの間にか探偵としてのスキルが上がっていることを実感できた時は「探偵の仕事が楽しい!」と感じることができるでしょう。

 

毎日非日常を楽しめるところ

探偵の仕事は体力的にも精神的にもとてもきつい仕事であることは間違いありませんが、毎日が同じではなく常に変化に富んでいるので飽きることがありません。

 

多くの職業ではルーティンワークになりがちで同じような毎日を過ごすことが多くなってしまいますが、探偵として働いていると一つとして同じ調査はないため、大変さはありますが、常に脳内をフル回転させて調査にあたっていて刺激的な毎日を過ごすことができます。

 

飽き性な方や常に刺激を受けていたい方には最高の職業と言えるでしょう。

 

参考記事:「探偵やっててよかった~!」探偵という職業のやりがいや魅力とは

 

まとめ

今回ご紹介したように、探偵の仕事は正直きつい部分が多くあります。しかし、一方でやりがいや楽しさもたくさんあります。依頼者の方に心から感謝され、人の役に立てたのだと実感できるときには、それまでの苦労や辛さが一気に吹き飛ぶような嬉しさを実感できるでしょう。

 

小さな手掛かりから証拠を掴むまで、頭や体を使っていく過程は、パズルを解くような感覚もあり、サラリーマンでは得られないおもしろさもあります。

 

きつい仕事であることは否定できませんが、このようにやりがい、楽しさ、達成感も大きい仕事なので、興味のある方はぜひ挑戦してみることをお勧めします。

 

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